演奏時の身体の震えについて

まずは今後何度かに分けて、これについて書いておきたい。

この当人にこそ深刻だけれど、他人には大した問題ではない大問題。

 

私の場合は特にハイトーン、フラジオレットのロングトーン、シビアなピアニッシモではローポジションでも、よく震えた。ほぼ誰でも経験はあるかも知れない。でもその度が違う。静かでゆっくりな曲は弾くにも、それを聴くにも耐えない時があった。

 

人には文字通り他人事で、でもそう思えるような精神状態なら、ここまでは震えないし、当人には相当に深刻な問題で、自分で治すかやめるかの二択だった。

私は実際この症状だけ思うとやめてしまいたかったのだが、辞めない理由も強くあって、踏ん切りも付かず続けてきた。

 

私に書けるのは私の場合だけなので、人に、治りますよ! とは容易には言えない。

でも、私の場合は治った。

 

だから多分、治る。

 

きっと問題にはなんでも原因理由がある。

 

私のこの「震え」に対する取り組みは、2013年3月に約8年越しに完了した。完治といえば大袈裟だが、色々な原因の絡まったものをほどいていって、その末の対策が「解った」。解ってしまえば あとは簡単。それから3年半が経ったが、有効。

 

解決に至る情報理解やトレーニングには自分自身で取り組む他ないけれど、思わぬところにヒントがある。その思わぬヒントが誰にでも有効とは限らないけれど、その情報を、なんとなく列挙する。